NOVEL
小説
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ようやく泣き止んだ僕はいつのまにか寝てしまったようだ
でも、意識ははっきりしていた
そのことがわかったのは僕の病室にいるお母さんの声とお父さんの声が聞こえたからだ
「…なにも絵本をとりあげることなかったんじゃないのか?翼は楽しんでいたし」
「…だめよ、あの子は一度夢中になったものには憧れてしまうの
それだけならまだいいと思うわ。ただあの絵本の内容は…翼にはダメなのよ」
「翼が死ぬことを望むかもしれないのか?」
「…違う!違うのよ…それも否定はできないけど…」
「…お母さん」
思わず声を出してしまった
「つ、翼?起きてたの?違うのよ、これはね…」
わけのわからないいいわけをされて少し腹が立った
「っいいよ!言いわけなんかしないでよ!僕だってそれなりの現実はうけとめられる!
子供扱いしないで!!」
そういって僕は病室を走って出た
屋上まで走ると、急に涙がこみ上げてきた
そして苦しくなった
「っく、かはっ。げほっ」
息が、できなくなった
「お、母さ…」
そこで意識が途切れた
続く
でも、意識ははっきりしていた
そのことがわかったのは僕の病室にいるお母さんの声とお父さんの声が聞こえたからだ
「…なにも絵本をとりあげることなかったんじゃないのか?翼は楽しんでいたし」
「…だめよ、あの子は一度夢中になったものには憧れてしまうの
それだけならまだいいと思うわ。ただあの絵本の内容は…翼にはダメなのよ」
「翼が死ぬことを望むかもしれないのか?」
「…違う!違うのよ…それも否定はできないけど…」
「…お母さん」
思わず声を出してしまった
「つ、翼?起きてたの?違うのよ、これはね…」
わけのわからないいいわけをされて少し腹が立った
「っいいよ!言いわけなんかしないでよ!僕だってそれなりの現実はうけとめられる!
子供扱いしないで!!」
そういって僕は病室を走って出た
屋上まで走ると、急に涙がこみ上げてきた
そして苦しくなった
「っく、かはっ。げほっ」
息が、できなくなった
「お、母さ…」
そこで意識が途切れた
続く
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